【記入見本付き】黒ナンバー(事業用軽自動車)の廃車手続きには何が必要?

個人の廃車手続きよりも少し複雑な黒ナンバー(事業用軽自動車)の廃車手続きについてわかりやすく解説します!

一緒に働いた車を手放すのは少し寂しいですが廃車にしようと思います
黒ナンバーの車の廃車は複雑で面倒くさいですよね

確かに普通ナンバーの軽自動車を廃車にするよりも手間がかかりますが
ご安心ください!わかりやすく書類の記入見本付きで解説します

まず初めに廃車手続きに必要な書類と流れを説明します

この記事はこんな人におすすめ

■黒ナンバーの廃車手続きについて知りたい人
■黒ナンバーの廃車を代行会社に依頼しようか考えている人
■黒ナンバーの廃車手続きは難しそうだと感じている人
■黒ナンバーの廃車手続きを面倒に感じている人

黒ナンバーの廃車の流れ

黄色ナンバーの軽自動車であれば、廃車買取会社などに連絡し家や車にある必要書類を揃えて提出すれば引き取ってもらえるのですが、
黒ナンバーの場合は管轄の陸運局(運輸局)へ必要書類を提出し、返送を待ってから廃車手続きをする流れなるので時間がかかります。

まずは廃車手続きの流れから解説します!

図のように、必要書類を準備し、管轄の運輸局輸送課に送付します。

そのうち事業用自動車等連絡書の1枚が押印されて戻ってきます

それを廃車手続きに使用していきます。

必要書類を準備

まずは貨物軽自動車運送事業経営変更等届出書】+【事業用自動車等連絡書】をダウンロードし、記入します
どちらも同じもの2枚用意します

【Excel版は下記】

貨物軽自動車運送事業経営変更等届出書Excel版

事業用自動車等連絡書Excel版

用意する書類

■貨物軽自動車運送事業経営変更等届出書(2枚用意)
■事業用自動車等連絡書(2枚用意)
■車検証のコピー

貨物軽自動車運送事業経営変更等届出書の記入見本

貨物軽自動車運送事業経営変更等届出書
届出日
こちらの変更等届出書を運輸局に提出する日を記入します
変更予定日減車する日を記入します。特定の日が決まっていない場合は、運輸局に提出する日を記入すればOKです
氏名又は名称事業を行う本人の情報を記入します。個人の場合は事業を行う人の名前・通称名にはあれば屋号
法人の場合は会社名を記入します
代表者氏名法人の場合は代表者氏名を記入します
住所個人の場合は住民票の住所・法人の場合は本社の住所を記入します
電話番号個人の場合は連絡先・法人の場合は本社の電話番号を記入します

届出内容については様々な理由がありますが、この記事で解説するのは『廃車による減車』の場合です。
そのため、ここの欄では「廃止届出」にチェックします

届出内容今回は廃車による減車の解説をしているので④の種別ごとの数の変更になります。台数を記入し、【廃止届出】にチェックを入れます
変更理由等細かく書かなくても、大体の理由の記入でOKです。減車するナンバープレートも記入しておくとスムーズに手続きができます

事業用自動車等連絡書の記入見本

よく連絡書といわれます

運輸局のホームページからダウンロードすると白の用紙ですが、運輸局に直接取りに行った場合は緑色の用紙です。

事業等の種別ここで説明する車は、黒ナンバーで事業用の軽自動車になりますので「軽」に〇をつけます
使用者の名称
(事業者名)
個人の場合は氏名
法人の場合は社名
使用者の住所
(事業者の住所)
個人の場合は住民票の住所
法人の場合は本社住所
所属営業所名個人の場合は『本店』の記入すれば大丈夫です
法人の場合は営業所名称を記入します
使用本拠の位置
(営業所の位置)
個人の場合は『同左』や『使用者の住所に同じ』等
法人の場合は営業所の住所を記入します
廃止する自動車旧自動車登録番号にはナンバープレートを記入します。
事案発生理由ここでは廃車による減車についての解説なので減車に〇をします

ちなみに…

廃車買取会社などの代行会社は運輸局で直接記入する場合が多いので、連絡書のことを『緑色の紙』と説明する担当者もいますが、
お客様が手続きするときは運輸局ホームページからダウンロードをする場合が多く、ダウンロードした場合は『白い紙』です。

緑の紙ではお客様がピンとこず、話が食い違うことがあります。

担当する買取会社の方は知っておくと親切です

出典:https://jidousya-touroku.com/jigyou/

これで用意する書類が完成しました
あとは車検証のコピーを入れます

送付する書類

■貨物軽自動車運送事業経営変更等届出書(2枚用意)
■事業用自動車等連絡書(2枚用意)
■車検証のコピー

必要書類の送付

用意した書類を管轄の運輸支局輸送課に送付します

管轄の運輸支局はこちらから調べられます(国土交通省HPに飛びます)

連絡書が返送される

送付した必要書類の中から連絡書が1枚押印された状態で管轄の運輸支局から返送されます

返送された連絡書は再発行ができないので届いた後は取り扱いに注意しましょう

自動車検査協会で廃車手続きをする

個人で廃車手続きをする場合は軽自動車協会へ必要書類をもって自動車検査協会で廃車手続きをします
必要書類については下記で詳しく解説します

自動車検査協会は軽自動車協会の中にあり隣に設置されていることが多いです
管轄の軽自動車協会はこちらから調べられます

黒ナンバーの廃車に必要な書類とは?

では、いよいよ黒ナンバーの廃車手続きです

ここでは個人でする場合と廃車買取会社などの手続きを無料でしてくれる場合の必要書類について比較します

個人で廃車手続きをする場合の必要書類

・返送された事業用自動車等連絡書
・車検証
・ナンバープレート前後2枚
・所有者の認印(所有者と使用者がちがう場合は、所有者と使用者の両方)
・申請書第4号様式(管轄の軽自動車検査協会窓口で取得)
・軽自動車税申告書(自動車税事務所窓口で取得)
・リサイクル券
・自賠責保険証
・手数料納付書(管轄の軽自動車検査協会窓口で取得)

廃車買取会社などに頼む場合の必要書類

・返送された事業用自動車等連絡書
・車検証
・リサイクル券
・自賠責保険証
・実印
・身分証明書
・申請依頼書(代行会社が用意してくれる)

個人で廃車手続きをする場合は連絡書を取り寄せた後も尚、用意したり記入する書類がたくさんありますが、
代行会社に廃車を依頼する場合は運輸支局から連絡書を取り寄せた後、必要書類を用意して渡せばお任せできます

しかも代行会社に依頼する場合の必要書類は自宅または、車の中にあるものばかりなので、とっても楽です

個人で廃車手続きをする場合は軽自動車協会での手続き後、解体の手配などもあります

廃車買取会社に任せれば、手間が省けとっても便利だと感じています

まとめ

1.必要書類をする①貨物軽自動車運送事業経営変更等届出書もしくは事業経営変更届(同じもの2枚)
②事業用自動車等連絡書(同じもの2枚)
③車検証のコピー
2.必要書類を送付する管轄の運輸支局輸送課に送付する
3.連絡書が返送される事業用自動車等連絡書が押印されて1枚戻ってくる
4-1.自分で廃車手続きをする場合
必要書類を用意した後、
自分で軽自動車協会へ足を運び廃車手続き。
その後解体の手配、手続きをする
・返送された事業用自動車等連絡書
・車検証
・ナンバープレート前後2枚
・所有者の認印(所有者と使用者がちがう場合は、所有者と使用者の両方)
・申請書第4号様式(管轄の軽自動車検査協会窓口で取得)
・軽自動車税申告書(自動車税事務所窓口で取得)
・リサイクル券
・自賠責保険証
・手数料納付書(管轄の軽自動車検査協会窓口で取得)
4-2.手続き代行会社に任せる場合
必要書類を用意すれば後はお任せできる
・返送された事業用自動車等連絡書
・車検証
・リサイクル券
・自賠責保険証
・実印
・身分証明書
・申請依頼書(代行会社が用意してくれる)

廃車買取会社などの手続き代行会社に依頼すれば、運輸支局(陸運局)から連絡書を返送を待った後、必要書類を用意しますが、

その必要書類は車の中、もしくは自宅にあるものばかりなので書類を揃えてしまえばとても簡単に手放すことができます

あわせて読みたい☟

https://romalia.net/2022/06/18/hituyousyorui/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA