車を手放したいと考えた時に「中古車買取」「廃車買取」「一括査定」何と書かれているところに申し込みをすればよいか迷うところですよね。
また、インターネット上のランキングなどを参考にすることも多いと思います。
この記事を書いているロマリアオートは、地元の車の買取専門店です。
地域の皆様からご愛顧をいただき商売をしています。
弊社は、大手廃車買取会社の協力会社ではなく、一括査定なども登録をしていません。
ですので、大手廃車買取会社や一括査定について忖度なく書くことができます。
結論から言うとこの記事では、この買取会社が良いとか、この一括査定サイトが良いということは書きません。
はっきりと「ここがおすすめです!」と断言してもらいたい記事を探している方は、お役に立てそうにありません。
すぐに離脱してください。
ですが、ここにしか書いていない車の買取会社の目的や、一括査定の仕組みやランキングサイトについて解説します。
「廃車買取業者の選び方について」どの記事も同じようなことを書いていて結局迷う。と感じている方だけに参考になると考えています。
そんな方にはお役に立てると思います。
盛りだくさんの内容かもしれませんが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
- 現役の車の査定士
- これまでに口コミで買い取った車は3000台以上!
- 現在、廃車買取専門店「ロマリアオート」として独立
目次
廃車の買取をするのはどんな業者
車を取り扱っているところなら、有償・無償を含めると大体が廃車の引き取りを行ってくれます。
ですが、その車を買い取ってくれるのはどのような業者でしょう。
廃車を買い取ってほしいと考えた時に依頼する場所は以下のようなところです。
- 廃車買取業者
- 中古車買取業者
- 一括査定
- 地元の車屋さん・解体屋さん
地元の車屋さんはグーグルマップなどで廃車買取と検索すると周辺の業者を検索してくれます。
その他ガソリンスタンド等でも行っている場合もあります。
大手の会社を中心に分類します。
上記の業者の特徴や得意分野についてある程度知っていないと、思っていたような査定金額を提示してくれなかったり、悪い業者に当たってしまうと足元を見られて損をする可能性があります。
知っている方が、得する可能性が高いのでこの記事で解説していきます。
「廃車の車は中古車なのでは?」と感じますよね。
おっしゃる通りです。
しかし、業者が「車買取」「中古車買取」「廃車買取」等勝手に区別してくるのには、その会社の得意分野が異なる事が理由です。
それぞれがどのような業者か紹介させていただきます。
廃車買取と中古車買取の違い
手放そうと考えている車が「中古車」か「廃車」かどちらの買取会社に依頼するべきか迷う方も多いと思います。
これを買い取る側の視点から見ると、以下のようになります。
中古車買取業者 | 廃車買取業者 | |
---|---|---|
目的 | 修理や整備をして車(中古車)として自社の店頭で販売できる車を仕入れたい。 | 買取後は、海外に輸出したり、ばらして部品・パーツとして販売、もしくは金属や鉄資源として解体し販売したい。 |
年式 | 古くても大丈夫だけど、需要があるのは年式が10年以内 | 10年以上経過している車でもOK |
走行距離 | 短いほど良い | 10万㎞以上でもOK |
得意分野 | 車検が残っていて現役で走れるような車や手を加えずそのまま販売できるような車 | 動かない車・故障車・事故車・水没車 多走行車もOK |
車種 | ミニバン等人気車種 国産車 (外車なら外車専門の買取業者がおすすめ) | トラック・バス・大型車等何でもOK |
中古車買取会社は、車として販売できることを目的に買取(仕入れ)を行います。
一方で、廃車買取業者は買取(仕入れ)後は、部品・パーツ・鉄資源等の金属としての販売を行います。
「中古車買取」か「廃車買取」強調している会社によって主としている分野が異なります。
中古車買取を得意としている業者に古い年式の車や、走行距離が10万㎞を超えた車、動かない車等の査定を依頼しても、値段が付けられないと言われたり、引き取りをしてもらえない可能性があります。
ただし、廃車買取業者の得意分野が多走行車等であっても、車の買取ができるところは多いでしょう。
廃車買取業者と謳っている業者は自社のオークションサイトを運営していることが多くあります。
また、車のオークション会場が主要取引先であることも珍しくありません。
そのため、中古車買取業者と同じように車として売るための販売ルートや知識を持っています。
廃車買取業者は車の買取に関して、オールマイティとも言えます。
国産車であれば日本の車は10万キロを超えた車でも海外では大変人気があります。
そのために輸出の販路を持っていたりします。
一括査定か廃車買取どちらが高いか?
「一括査定」と「廃車買取」どちらを強調している会社に査定をしようか?と迷う方も多いと思います。
様々な記事がありますが、結論から言えば、「どちらが高いかは査定してみないとわからない。」というのが本当のところでしょう。
これは、大手廃車買取会社の協力会社や一括査定などに所属をしていない会社だから書けることだと感じています。
インターネット上には公平性を無視して、各社を比較したり、ランキングを付けたりしている記事が多く溢れています。
何かグループに所属をしていたりすると、グループが有利になるような記事を出したいと感じると思います。
だったら今読んでいるこの記事も胡散臭いのでは?と思いますよね。
ですが、いわゆる「信じるか信じないかはあなた次第です。」
弊社は、地元の皆様からのご愛顧で成り立っている業者ですので、特に大きなグループには所属せず商売しています。
ですから、大変恐縮ですが公平性のある記事を書けることと感じています。
では話を戻して、一括査定について解説していきます。
一括査定について
一括査定は、インターネット上で一括査定サイトに登録している車の買取会社に無料でまとめて査定の依頼ができるサイトです。
テレビやラジオなどでもよく見聞きすると思います。
一括査定サイトは車の買取だけでなく、不動産や引越等他の業界にもあります。
一括査定サイトはインターネット上で集客を行うことを担当しているので車屋さんではありません。
一括査定の申し込みをする方は車種や個人情報を入力しますよね。
その情報を、一括査定サイトに登録している会社が購入することで成り立っています。
2021年広告宣伝費が1位になった会社の広告宣伝費は中古車業界ではありませんが、2600億円です。
参考サイト:東洋経済オンライン
「一括査定サイト」「大手廃車買取会社」どちらも著名人を起用したり、CMはテレビやラジオ、インターネット広告でよく目にします。
=多くの広告費(経費)をかけて集客しています。
そのため、「一括査定」か「大手廃車買取会社の複数社で見積もり依頼するか」どちらが高く買い取ってくれるかは申し込んでみないとわからない。と考えています。
一括査定サイトの流れ
一括査定サイトは一度入力するだけで、査定の申し込みは完了します。
入力後は買取金額が提示されて完了するイメージをお持ちの方もいます。
しかし、査定の申し込み後は直接車の買取業者とやり取りをすることになります。
- 買取業者からの営業の電話応対
- 査定の日程調整
- 査定の立ち合い 等
一括査定サイトの注意点
- 査定してくれる業者は選べない
- 中古車買取業者も多く登録している
- 地域によっては複数社からの見積もりがもらえない
一括査定サイトでは査定してくれる業者を選ぶことはできません。
そのため、一社でも気になっている会社があれば、直接申し込んだ方が納得感があると思います。
査定の申し込みはほとんどの会社でとても簡単です。
ホームページからの査定申込は20秒程度で入力ができるところが多いです。
一括査定の申し込み後は、どんな会社から何件の電話があるかは予想ができません。
一括査定で申し込んだ利用者は、相見積もりが前提なので登録している業者間で取り合いになります。
仮に、備考欄などに「メールだけのやり取り希望」「電話不要」等と記載したとしても電話はかかってくるでしょう。
業者選びに手間がかかるかもしれませんが、「廃車買取業者」を自分で選んだ場合、どの会社から電話がかかってくるかがわかります。
また、相見積もりをしているかは利用者しか知りません。
査定する担当者はこのように感じます。
- この人は相見積もりしているだろうか?
- 相見積もりだとすれば自分は何件目に査定してるだろう?
- 前の業者はいくらで値段付けただろう?
利用者の期待に応えることが大前提ですが、当然のことながら、商売なので安く買い取れる方が良いのです。
でも、安すぎると他社には勝てない。高すぎると自社が損をする。
査定をする担当者は利用者の状況がとても気になります。
一括査定の場合は相見積もりが前提なので、査定の担当者はライバルが多そうだなぁと考えます。
ですが、相見積もりかどうかわからない時の査定ほど担当者の営業マンとしての実力が試されます。
それこそ、利用者が優位に立つことができるでしょう。
一括査定は中古車買取業者も多く登録しています。
中古車買取業者は、買取後は車として販売することが目的です。
自己判断では難しいですが、各業者が利用者の入力情報を見て廃車にすると決めた場合は、複数社からの見積もりがもらえない可能性があります。
業者ごとに対応地域を決めている場合があります。
そのため、地域によっては一括査定に申し込んでも複数社からの見積もりがもらえない可能性があります。
また、大手の買取業者が断るケースで多いのは、引き取りの難易度が高い場合です。
大手の車買取会社は、引き取りは取引先のレッカー会社に依頼していることが多くあります。
例えば、車を引き取る場所が「道幅が狭くレッカー車が入れないけど、車も不動車」の場合、引き取りを取引先に任せていると、取引先の技術を熟知していないと利用者に料金提示することができません。
どんな仕事でも、覚えることは多いです。
それに加えて各取引先の技術のことまで知っておく必要があるとなると、取引先が多ければ多いほど把握しきれないのではないかと思います。
そのため、断られるケースが多いようです。
弊社に、「来てくれる業者がない」や「無料の引き取りだけなら行きます」と言われたので何とかならないか?というご相談を多くお寄せいただきます。
一括査定サイトのメリット
一度の入力で複数業者に査定の申し込みが出来ることは、一括査定の最大のメリットです。
複数社からの電話があると思いますが、待っていれば、電話がかかってきて聞かれたことに応えれば良いだけです。
キャンセルの連絡を入れた時には、成約につなげようと粘り強く交渉をされる場合があります。
ですが、苦にならない方にとっては大変利便性の高いサービスです。
地元の車屋さんに依頼するメリット・デメリット
あまりイメージがないかもしれませんが、意外と車屋さんは近所やいつも走っている道路沿いにあったりします。
地元の車屋さんは、中古車屋さん・修理屋さん・解体屋さん・買取専門等、店主が得意としていることで商売をしています。
廃車の買取で地元の車屋さんに依頼するメリット・デメリットについて書いていきます。
メリットは、生活圏にあるので利用しやすい。
デメリットは、どんなサービスを提供しているか聞いてみないとわからない。ということでしょう。
店によって中古車や廃車の買取を取り扱っているかは、問い合わせてみないとわかりません。
地元の車屋さんなどは独立しているため知識が豊富です。
(知識を豊富にしたからこそ独立できたともいえます。)
料金交渉やトラブルについても、自分が責任者である場合が多いので話が早いです。
また、長い目で見ると地元の車屋さんであれば、車検を受けたい時や故障した時、ディーラーに行くまでもないような、車の不具合を相談をしたい時にも生活圏なので利用のしやすさがあります。
地元の車屋さんのテレビCMを見たことがある方はいますか?
おそらくない方が多いでしょう。
車の買取に関して、ヤフー知恵袋には以下のようなやり取りがありました。
質問:カーネクストってまじでどんな車も買ってくれるんですかね? 売りたいとかではなく、単純に疑問に思いました。 ですがほんとに売るとしたらカーネクストでいいと思いますか?
回答:車の買取をお願いする時は複数の店に見積もり出して貰った方がいいです 俺は廃車同然の車をどの業者も1万でしか引き取れないと言われましたが、地元の業者にお願いしたら2万で買い取ってくれました 特別カーネクストだけが買取幅が広いって事は無いです
ヤフー知恵袋
莫大な広告費や人件費がかからないために、高く買い取れる可能性があります。
問い合わせてみないと買取を受け付けているかが不明というひと手間があります。
ですが、気になった方はグーグルマップなどで「近くの車屋」と検索してみてください。
日の目を浴びることはあまりないですが、新しい発見があるかもしれません。
ランキングサイトの信ぴょう性
廃車買取業者を選ぶときにランキングサイトを参考にすることも多いですよね。
一括査定サイトを利用せず、相見積もりを取りたい時にはランキングサイトを見ながら上から順番に3つほど申し込むのも手段の一つです。
ランキングサイトに求めることは、「公正さ」や「客観的な視点から比べられているか」であると思います。
個人が制作したランキングの記事でも、その人の視点から公平にサービスを比較したものならば、各社を比べるのにはとても役に立つと考えています。
しかし、「紹介している上位のサービスや会社へ誘導するのが目的」となっているランキングサイトは多いでしょう。
例えば以下のようなケースです。
- 掲載元からお金をもらってランキングサイトを作っている
- ランキングの上位になっている会社が自社の集客のために作っている
ランキングサイトで1位になると、第三者から良い評価をもらえることになります。
これを利用して、第三者が記事を作っているように見せかけて、自社を宣伝するために作られていることもよくあることです。
【公平性のあるランキング】と【集客が目的のランキング】2つを見抜くことは難しいですが、鵜吞みにせず上手く活用していきましょう。
第三者が評価をするものと言えば最近ではグーグル口コミ等もあります。
飲食店や美容院ではグーグル口コミが活発なお店も多いように思います。
普段あまり利用しない業者選びは大変かもしれませんが、選ぶポイントを押さえておけば失敗を防ぐことができます。
廃車買取業者を選ぶポイント
廃車買取業者を選ぶときに以下の4つのポイントを押さえておけば、失敗を防ぐことが出来るでしょう。
- 還付金があるか
- レッカー代を負担してくれる
- 廃車手続きの代行をしてくれる
- リサイクル工場もしくは「自動車リサイクル引取業者登録番号」「古物商許可番号」をもっているか
還付金の有無
車を廃車にするときに、先払いしている税金などが還付金として返ってくる場合があります。
返ってくる還付金は以下の3つです。
- 自動車重量税
- 自賠責保険
- 自動車税(軽自動車は還付金はなし)
買取査定で料金が提示された時に【自動車重量税】と【自賠責保険】の還付金が含まれているかを確認しましょう。
自分で廃車にする場合は、これらの還付金は戻ってくるまでに手続きしてから約1~2か月程度かかります。
ですが、廃車買取業者に廃車買取を依頼すると支払いの時に立て替えて支払ってくれる場合が多いです。
【自動車税】については、買取会社が運輸支局で廃車手続きした後に、車の所有者へ還付金の振込先確認の用紙が郵送で届きます。
用紙記入後、返信すると1か月半~2か月後に指定した口座に還付金が振り込まれます。
レッカー代を負担してくれるか
廃車買取業者を選ぶ時にレッカー代を負担してくれるかを確認しておきましょう。
お得に利用をしたくて廃車買取業者へ依頼をしたはずが、レッカー代を請求されてしまうと本末転倒になってしまいます。
廃車手続きを無料で代行してくれるか
廃車手続きは運輸支局(軽自動車なら軽自動車検査協会)で行います。
廃車手続きは不慣れな人にとって大変ストレスを感じる手続きでしょう。
必要な書類を揃えるのにも、利用者の状況によって書類の種類は異なります。
そのため、調べるのにも手間がかかります。
廃車買取業者に依頼をすれば、必要な書類の説明をしてくれるので、言われた書類を揃えて提出するだけで、手続きが完了します。
廃車手続きを無料で代行してくれるかを確認しておきましょう。
リサイクル工場や引取業者番号等をもっているかの確認
廃車買取業者の全てが自社のリサイクル工場を持っているわけではありません。
解体屋さんなら別ですが、買取業者は引き取った車の全てを解体するということでもないからです。
だからといって買取料金で劣るかと言えば、違うでしょう。
自社のリサイクル工場を持ってない=外注するから買取は安いんでしょう
と言われれば
自社工場を持っている=土地代やテナント料の固定費は高いから大変ですね
と切り返すことになります。
それぞれが利用者の期待に応えられるよう、企業努力をしているばずです。
ですから、査定をする前から「リサイクル工場を持っていない=買取額が安い」と決めつけるのはとてももったいないことです。
それよりも重要なことは、引き取った後きちんと処理をしてくれるかどうかの確認です。
そのためにリサイクル工場を持っている業者であれば、国の認可を受けているかを確認しましょう。
リサイクル工場を持っていない場合は、以下を取得しているか確認します。
- 自動車リサイクル引取業者登録番号
- 古物商許可番号
確認方法はその業者のホームページの会社概要などを見ればすぐにわかります。
「自動車リサイクル引取業者登録番号」や「古物商許可番号」を取得していれば、ホームページの会社概要欄に上記のように記載があります。
- 自動車リサイクル引取業者
自動車を使用していた人から使用済みになった自動車を引き取る事業者です。
引取業者になるためには、自動車リサイクル法に基づいて都道府県知事などに届出し、登録しなければなりません。 - 古物商許可
国内で一度使用されたもの(=古物)の売買や交換するための商売をするためには、古物市場の営業の許可が必要です。
都道府県別で警察署に申請書を届け出ます。
申請書類を提出しても許可の認定を受けるまでは、営業することが出来ません。
例えば、引き取った車を海外向けに車買取業者が輸出するとします。
裏話になりますが、輸出する前に、外国の業者が価格交渉をしてくる場合があります。
古物商の許可の認定を受けていなければ中古車の売買は営業ができません。
そのため、古物商許可を取得していない業者が、そのまま車を渡してしまった場合キチンと処理をしてくれない可能性が大いにあります。
考えられる問題は以下のようなことです。
- 名義変更されずに外国であなたの車が使用される
- 名義変更されていないため、手元に車はないのに自動車税の支払いが続く
- 事件や事故で使用される
古物商許可の認定を受けていることは、「中古車の売買ができる業者」という証明です。
国の認可を受けているリサイクル工場を持っているか、もしくは自動車リサイクル引取業者登録番号や古物商許可番号を取得しているかをホームページなどの会社概要で確認してみましょう。
大手の車買取業者であれば、不正をすると社会的ダメージが大きく、信用を大きく落とすため、相応の責任を持って引き取り後、車の処理をしているはずです。
地元の車屋さん等に依頼しようと考えている時は、ホームページやあっても会社概要を書いていない場合などがありますが、確認してみることをお勧めします。
トラブル防止のために
不慣れな廃車買取業者選びでは、商談時に確認しておくと安心できるポイントが3つあります。
- 成約後のキャンセル料
- 成約後の減額の有無
- 相場を知っておく
成約後のキャンセル料
大手の廃車買取業者では成約後のキャンセル料を設定している業者が多くあります。
金額は2~3万円程度です。
競合他社が多い業界ですので、しっかりと囲い込みたいと考えていたり、引き取りを自社で行っていない場合もあるので、取引先であるレッカー会社へキャンセルが頻発することを防ぐためと考えられます。
廃車買取業者は利用者への還元のため、買取を電話だけで完結させる業者も多いです。
口頭だけでも契約は成立します。
原則として、当事者が合意すれば、それが口頭であっても契約は成立します。契約が成立するのは、お互いの意思の合致があったときです。例えば、商品やサービスを購入したいと思って申込み、相手がそれを承諾したときに成立します。
引用元:岡山県消費生活センター
利用者が問い合わせだけと思って連絡をしても、勢いのある業者であれば、口頭で押し切られてしまうことがあります。
相見積もりの途中や、とりあえず概算が知りたくて連絡している場合は、はっきりと即決はしない旨を伝えておきましょう。
成約後の減額の有無
利用者が事故車などを故障や損傷を故意に隠ぺいしていない限り、良心に従って努めている業者ならば成約後の減額の連絡は決してないことでしょう。
しかし、無事に引き取りを迎え、支払いを待つだけと安心している時に、「故障している所が見つかったので減額します」と連絡があれば、車も手元になく、条件を泣く泣く飲んでしまう利用者もいるでしょう。
成約後の対応は大手の廃車買取会社の間でも異なります。
自身を守るためにも重要なことですので、成約後の減額があるかどうかは、成約前の電話で話している段階で確認しておきましょう。
ただ、繰り返しになりますが、誠実な会社であれば料金提示も責任をもって提示します。
引き取り後に「見落としていたので、減額させてほしい」と利用者に連絡することはありません。
相場を知っておく
相場を知っておくこともトラブル防止策になります。
相見積もりをとっている時に1社だけが異様に高い金額を提示してきた場合は、要注意です。
成約につなげたいために、その場で高い金額を提示している可能性があります。
引き取り後の減額がないかを必ず確認しましょう。
また、中古車の情報誌などで【手放そうとしている車】と【同様の条件の車】がどれくらいの価格で販売されているかを確認してみると、相場を知ることができます。
売値を超えることはないので、大体の買取価格の予想が出来たり、料金の交渉を有利に進めることができる可能性があります。
まとめ
日常的に利用することのない廃車買取業者を選ぶことは大変だと思います。
どの業者が高い価格で車を買取してくれるかは、査定を申し込んでみないとわからないというのが本当のところだと思います。
ですから、複数社からの相見積もりを取る場合はそれぞれ違うタイプの業者から見積もりをとってみることがおすすめです。
情報収集は大変ですが、ぜひトラブル防止策を利用し、良い業者をお取引ができることを願っています。
この記事は以下の内容でお伝えしました。
- 廃車買取を依頼する場所は以下のようなところ
・廃車買取業者
・中古車買取業者
・一括査定
・グーグルマップなどで検索した地元の車屋さんや解体屋さん - 査定に出してみないとどこが一番高いかは断言できない
- ランキングサイトは全てを鵜呑みにしない
- 廃車買取会社を選ぶポイント
・還付金があるか
・レッカー代の負担をしてくれるか
・廃車手続き代行は無料で行ってくれるか
・国が認可したリサイクル工場、もしくは「自動車リサイクル引取業者登録番号」「古物商許可番号」を取得しているか - トラブル防止のために確認しておくこと
・成約後のキャンセル料の有無
・成約後の減額の有無
・車の売値の相場