この記事では車の買取査定で注意する点を解説していきます。
車の買取査定は、車を「売りたい」や「手放したい」「処分したい」等と考えている人が、車の買取業者に依頼します。
依頼された車の買取業者は、車の状態を確認して価値を評価します。
価値を評価する=金額を付けるということです。
買取業者が買取ができる金額を提示し、車を売りたい人は提示された金額に納得すれば車を現金化できます。
依頼してくださっている方の中には、金額を提示したときに「その金額で処分してくれるのですか?」とおっしゃる方もいます。
車を手放したいと考えている人が業者に処分料を支払いをするのではなく、業者が依頼主にお金を払って車を買い取ります。
買い取った車は、メンテナンス後再販したり、輸出したり、パーツごとにばらして販売したり様々な用途があります。
そのため、「もう乗れない」と思っていた車でも現金化できるということになります。
- 現役の車の査定士
- 現在、廃車買取専門店「ロマリアオート」として独立
- これまでに買取した車は車は口コミで3000台以上!
目次
車の買取査定の流れ
買取の流れについては以下の記事が参考になりますが、まずは簡単に解説していきます。
車の買取査定の流れは以下のような流れです。
- 車の買取店を選ぶ
- 余裕があれば査定に掃除する
- 査定して、金額が提示される
- 成約すれば、必要書類を揃える
- 車の引き渡し(必要書類も一緒に渡す)
- 入金の確認
- 売却後の手続き
車の買取店を選んで、もし余裕があれば査定の前に掃除しておきましょう。
車の買取査定で清潔感は重要です。
プロに依頼するのではなく、車内の清掃や洗車などを自分で行うのがおすすめです。
ただし、外装に傷やへこみなどがある場合は、修理などせずにそのまま査定に出しましょう。
修理や清掃をプロに依頼すると、査定額のアップよりも修理費用が高くなるため結果的に損をするからです。
修理を自分で行う場合は、かえって傷が目立ってしまう場合があるので修理をせずに査定へ出すことをお勧めします。
出張査定や電話やオンラインの査定等で車の状態がわかれば、金額が提示されます。
不明点は必ず確認して解消しておき、納得すれば契約しましょう。
もし契約する前に確認するなら、以下のような内容を確認しておきましょう。
- キャンセル料について
- 引き渡し後の減額有無について
- 売却金額の入金時期について
- 提示された金額内訳
(自動車税・重量税・自賠責保険などの還付金が含まれているか)
ロマリアオートなら料金提示後の減額やキャンセル料の請求はありません。
車を買い取った料金は、ご事情により引き渡し時に現金でお支払いできる場合もありますので、ご相談下さい。
契約すれば、車の引き渡す日程を決めます。
引き渡しの時に必要な書類も一緒に提出するケースが多いため、引き渡しの日までに必要書類を揃えます。
必要書類は後述します。
引き渡しが完了すれば、入金確認です。
買取業者から入金があれば取引は完了です。
もし期日までに入金がない場合は、業者の事務的ミスや口座の伝え間違え等の可能性も考えられます。
買取業者に確認しましょう。
売却手続きが済めば「自賠責保険」と「任意保険」の解約手続きを行います。
自賠責保険については、買取業者が行ってくれる場合もあるため確認しましょう。
車の買取で必要な書類について
必要な書類は普通車の場合、「自動車検査証(車検証)」「自動車リサイクル券」「自賠責保険証明書」「自動車納税証明書」「実印」「実印の印鑑登録証明書」「委任状(買取店が用意)」「譲渡証明書(買取店が用意)」を揃えます。
軽自動車の場合、「自動車検査証(車検証)」「自動車リサイクル券」「自賠責保険証明書」「自動車納税証明書」「認印」「申請依頼書(買取店が用意)」です。
その他追加で書類が必要になる場合があります。
追加の書類が必要なケースと用意する書類は以下の通りです。
所有者の名義がディーラーやローン会社の場合 | 所有権解除依頼書(※1) |
車検証と印鑑証明書の住所が異なり、引っ越しが1回行っている場合 | 住民票 |
車検証と印鑑証明書の住所が異なり、引っ越しを2回以上行っている場合 | 戸籍の附票 |
結婚や離婚で名字が違う場合 | 戸籍謄本 |
所有者が亡くなっている場合 | 住民票の除票 |
この記事では自動車を買取に出す時の注意点について詳しく解説してます。
必要書類についての説明が不十分と感じた方は、この記事の最後に必要書類についての参考リンクを張っています。
そちらの記事を参考にしてみてください。
車の買取査定で失敗しない!注意点5選
車の買取査定をスムーズに行うための注意点5つ紹介します。
- ローン残責がある場合は所有者の名義を確認する
- 車を買い替える場合は日程調整が必要
- 修理せず、車検を受ける前に査定に出す
- 査定金額が提示されたら内訳を確認する
- 必要書類を再確認する
1.ローン残責がある場合は所有者の名義を確認する
ローンが残っていても車の売却はできますか?
車の売却は可能です。
ただし、所有者の名義を売却する人に変更する必要があります。
車の売却の依頼を受けて査定する時、買取業者はまず車検証等で所有者と使用者の名義が一致するかを確認します。
もしローンが残っていれば、車検証の名義はディーラーやローン会社になっています。
その場合、名義変更の手続きをして車の所有者を売却したい人(自分)にしなければ車を売却することはできません。
名義変更をするためには、残っているローンを完済する必要があります。
名義変更の手続きは、車の買取業者が代行してくれるケースもあります。
査定の申し込みをするとき等にローンが残っていることを伝えて相談してみましょう。
また、車を親に購入してもらって名義も親になっている場合は、親の同意と委任状、印鑑証明書が必要です。
ロマリアオートなら、買取したお車をまずは弊社の名義に変更します。
車の売却後「事故や違反の連絡が自分に来るでのは?」と心配する方もいますが、名義を弊社に変更しているため売却後はご安心ください。
2.車を買い替える場合は日程調整が必要
同じ業者で車の売却と購入をするときは、日程調整の必要はありません。
ですが、車を売却する業者と車を購入する業者が異なる場合、手元に車がない期間や駐車スペースがない場合は車を2台所有する期間が無いように調整する必要があります。
車の納車と売却の期間について
車の納車は、新車の場合在庫があれば2~3週間、在庫がない場合は早くて1か月ほどです。
(人気車種で注文が集中していたり、材料不足の場合は2、3か月~半年以上待つ場合もあります。)
中古車であれば納車は1~2週間かかります。
車の売却は出張査定の場合、依頼をしてから引き取りまで約1週間ほどあれば完了します。
車の買取業者をある程度絞っておき、車を購入してから車の買取業者に査定依頼を申し込めば余裕をもって納車の準備ができます。
3.修理せず、車検を受ける前に査定に出す
車を買取を依頼するときに少しでも高く買い取ってもらいたいと考えるのは自然なことです。
傷やへこみが多い車よりも、傷やへこみがない車の方が高値で買い取られます。
だからといって査定前に修理することはおすすめしません。
修理費用をまかなえるほど、査定金額のアップは見込めないからです。
また、費用を抑えるために自分で修理しようとすると、傷が目立ってしまう場合があるためお勧めしません。
そのため、傷やへこみがあっても直さずにそのまま査定に出しましょう。
もし修理をおすすめ出来るケースがあるとすれば次の2パターンです。
■もらい事故などによって100対0で相手に落ち度があり、保険等で100%修理費用を負担してもらえる場合
■メーカー保証で無償で修理してもらえる場合
売却前に車検を受けることもおすすめできません。
修理費用と同様に、車検費用を上回るほどの査定金額アップは見込めないためです。
だからといって車検が切れてしまうと引き取りの時に公道を走れなくなってしまい、車検が残っている時に比べて査定額が安くなってしまいます。
売却する時期やタイミングが合うのなら、車検が3か月程度残っている状態で売却するのがおすすめです。
【修理費用】・【車検費用】>【査定金額】です
4.査定金額が提示されたら内訳を確認する
車の買取を検討する時に買取業者へ相見積もりを取る方も多いと思います。
総額にだけ興味を持ちがちですが、提示された査定金額の内訳を確認することも大切です。
査定金額の内訳で確認してほしいところは、自動車税などの還付金です。
車を売却したタイミングによって、先払いしている税金の一部が還付金として戻ってくる場合があります。
本来還付されるべき税金が、業者のミスなどで含まれていないと損をしてしまうので、査定金額が提示されれば、金額の内訳を確認しましょう。
5.必要書類を再確認する
車の買取では、売主を車の所有者ではなくすための名義変更や抹消登録などの手続きが必要です。
そのため、必要な書類を提出しなければ、売却の手続きを進めることができません。
車の引き取りと一緒に必要な書類が提出できるように確認して揃えましょう。
車検証や自賠責保険の証明書等は車の中にあると思い込んでいる場合があります。
車の買取に必要な書類は、再発行できることがほどんどですが、届くまでに日数がかかると売却手続きが遅れることもあります。
売却日は月をまたぐと税金の還付金が変わり、業者としても査定額を下げざるを得ない可能性があります。
必要書類は念のため、事前に確認して準備しておきましょう。
車の買取査定でトラブルに巻き込まれないために
車の売却は何度も経験することではないため、不明点や不安に思うことがあります。
車の買取査定でトラブルや悪徳な業者に依頼してしまうことを防ぐために知っておきたいことを解説していきます。
消費者契約法を知っておこう
消費者を守るために消費者契約法というものがあります。
消費者契約法は以下の通りです。
消費者が事業者と契約をするとき、両者の間には持っている情報の質・量や交渉力に格差があります。このような状況を踏まえて消費者の利益を守るため、平成13年4月1日に消費者契約法が施行されました。同法は、消費者契約について、不当な勧誘による契約の取消しと不当な契約条項の無効等を規定しています。
引用元:消費者庁 消費者契約法
不当な勧誘による契約は取り消しが出来たり、無効に出来たりする消費者を守るための法律です。
悪徳な車の買取業者に当たらない限り、トラブルに巻き込まれることは考えにくいですが、どんな担当者が査定してくれるかわからないため、知っていて損はないでしょう。
車の売却で起こりやすいトラブルは「強引な営業」「引き渡し後の減額」「キャンセル料の請求」等です。
強引な営業
担当者が車を査定すると、その場で金額を提示します。
その金額に納得すれば契約する流れになりますが、その場で決められない場合や、検討する時間がほしいとき、金額等内容に納得していない場合もあります。
そんな時は当然のことながら、断ったり、返事を保留にすることができます。
担当者によっては「今決めてもらったら金額をアップします」等と迫ってなかなか帰ってくれない場合もあります。
ですが、落ち着いて考える時間の方が大切です。
その場で契約しないようにしましょう。
もし、不安な場合は誰かと一緒に立ち会ってもらうことをおすすめします。
もし断っても業者が引き下がってくれない場合は、自宅であれば不法侵入に当たることを伝えることができます。
自宅以外の場所で帰りたいのに帰してくれない時は、退去妨害に当たると主張できます。
それでも引き下がってくれないような悪徳な業者に当たってしまった場合は、警察に連絡して追い返してもらう方法があることも知っておきましょう。
引き渡し後の減額
車の引き渡し後に、「不具合が見つかった」などと連絡をして不当に減額をする業者がいるようです。
売却する側が不具合を故意に隠さない限り、引き渡し後の減額等は普通の業者ならありません。
車の査定中に、車の不具合についてや、事故歴・修復歴等の車の状態について聞かれることがあると思います。
そんな時は、知っている限り申告しておきましょう。
もし、不具合について知っていたのに嘘をつけば話は別ですが、査定で業者が見落とした不具合を消費者に責任転嫁することは、「消費者の利益を一方的に害する条項の無効」として扱われることがあります。
参考サイト:消費者庁 逐条解説
契約する前に、引き渡しの減額の可能性の有無や、減額があった場合にはどのような事例だったかを確認しておきましょう。
ロマリアオートでは、査定後の減額はありません。
キャンセル料の請求
車の買取業者を決めて、適切に契約を結んだ場合は契約を守らなければなりません。
そのため、基本的にキャンセルができない場合が多いでしょう。
車の買取業者によっては、オンラインや電話などの口頭で契約を結ぶ場合があります。
口頭でも契約は成り立ちます。
原則として、当事者が合意すれば、それが口頭であっても契約は成立します。契約が成立するのは、お互いの意思の合致があったときです。例えば、商品やサービスを購入したいと思って申込み、相手がそれを承諾したときに成立します。
引用元:岡山県消費生活センター
もし、やむ負えずキャンセルしなければならない事情が起こった場合は、買取業者に相談してみましょう。
車の買取業者によってはキャンセルできる場合があります。
契約前に約款などを確認しましょう。
もし、キャンセル料を支払うとしても高額なキャンセル料を請求されたり、キャンセル料について疑問があれば根拠となる書類の提出を求めたり、キャンセル料の内容を確認することができます。
キャンセル料については業者によっても異なるため、契約前に確認することでトラブルを回避することができます。
ロマリアオートならキャンセル料は発生しません
車は下取りよりも「買取」に出す方が得
車を売却する時は下取りよりも買取に出す方が高く売れると言われます。
そもそもの下取りと買取の違いや、買取がおすすめと言われる理由について解説します。
下取りと買取の違い
下取りと買取は同じように感じますが、大きな違いがあります。
下取りは、新車や中古車を購入するディーラーなどのお店に、今まで乗っていた車を引き取ってもらうことです。
下取りで査定された金額は、新しく購入する車の購入代金に充てられます。
買取は、車の買取専門店や販売店に新しい車を購入とは関係なく、車を売却する(買ってもらう)ことです。
買取業者が査定した金額は、現金化され売主が指定した銀行口座などに振り込まれます。
下取りを行うディーラーと買取を行う車の買取業者では利益の得方が異なります。
そのため、同じ車を査定したとしても提示する金額は買取業者の方が高値を付けることがほとんどです。
買取業者は車を買い取ることで商売が成り立っている
ディーラーが買取業者と比べて査定額が安くなる理由は、ディーラーは新車を売ることで利益を得ているためです。
一方で車の買取業者は、車を買い取ってメンテナンス後再販したり、輸出したり、パーツで販売することで利益を得ているため、車を買い取って仕入れることが前提で商売が成り立っています。
買取業者が買い取って、売主に支払った代金の使い道は新車を購入するための頭金に充てられることも多いです。
そのため、ディーラーが下取りに力を入れて車を買い取る必要はないと言えます。
オークションや個人売買などを利用する時はリスクを考える
車の売却というと、ディーラーや車の買取を扱っている業者に売却するよりも、個人売買やオークションサイトを利用する方が高く売れるのではないかと考える人もいると思います。
もし利用したい場合は、ヤフオクなどのオークションサイトやフリマサイトならメルカリや車専用のカババ等があります。
ヤフオクでいえば出品しているのは実は素人よりも、中古車販売業者や中古車販売店を営業している人の方が多い印象です。
個人で出品をするとすれば、売却価格が自分で決められ、手数料も安く済むケースがありお得感があります。
ですが、トラブルが起こった時の対応も自分でしなければならないリスクもあります。
オークションやフリマサイトで出品している車は、ノークレームノーリターンが原則です。
万が一整備不良や車両の不具合が起こった時には,、せっかく手間をかけて安く購入した意味がなくなってしまいます。
安全に高く売却することを考えているのなら、車の買取業者がおすすめです。
車のオークションについてもっと詳しく知りたい人は以下の記事が参考になります。
車を高く売るためにできる事
車を高く売りたいのなら、車の清潔感がとても重要です。
車の買取査定にはニオイも含まれているため、査定前には洗車と車内の掃除などを行いましょう。
車を少しでも高く売りたい人は以下の記事が参考になります。
頑張らなくてもできる「高く売却するためにできる10選」や、誰でも出来る「査定額をアップさせる交渉方法」等がかかれている記事です。
興味のある方は読んでみてください。
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